代表メッセージ

☛早稲田大学社会科学部卒
☛アイゴ代表
☛元早稲田大学囲碁部主将
☛元学生十傑「第一席」
☛元学生最強位
☛第58代、60代全日本大学囲碁選手権者
☛Asian University Go Tournament 日本歴代最高🥈 

突然ですが、QRコードがどのようにして誕生したかをご存じですか?

実はQRコードは、「囲碁」と「バーコード」の新たなつながり(組み合わせ)によって生まれた新たなモノ(新たな価値観)です。このように、新たなつながりから新たな価値観を創発することを「新結合」といいます。つまり、新結合では、ゼロから新たな価値観を生み出すのではなく、「既存の価値観」と「既存の価値観」をつなげることによって、「新たな価値観」を創発するのです。

我々のこれまでの研究成果(1995年に研究をスタートしてから約30年間)から、イノベーション創発(新たな価値観の創発)には、以下のような「つながりを構築する」ことが必要であることが明らかになってきました。
①新たなつながりをつくること(シュンペーターの新結合より)
②弱いつながりをつくること(グラノベッターのSWT理論より)
③ゆるやかで自律的・柔軟なつながりをつくること(星合のブローカレス理論・P2P理論より)
④多様性のあるつながりをつくること(チェスブロウの異分野融合より)

このようなつながりのことを「外ベクトル」と呼びます。

たとえば、企業は強くて固いつながりをつくることにエネルギーを注力します。その結果、強硬な組織や強力な取り組みを構築することはできますが、そこからはイノベーションは生まれません。イノベーションを創発するためには、「新たな」「弱い」「ゆるやか」「異分野間」のつながりを構築する必要があるのです。

しかしながら、弱くてゆるやかなつながりを異分野間において新たに構築することは容易ではありません。そこで、我々はこれらのつながりを構築するための理論(つながりを言語化するための手法)を考案しました。また、つながりを構築する(つながりの意識の醸成の)ためのエクササイズやイノベーション思考法のトレーニングには囲碁が有効であることを明らかにしました。

これらの研究成果をもとに、「アイゴ」はつながりの言語化手法(P2P理論・SCB理論)と、囲碁を用いたイノベーション・DX人材育成プログラムを新たに開発しました。

「少子高齢化」や「東京への一極集中」、「新型コロナウィルスの感染拡大」などが地域経済や地域活性化に深刻な影響を及ぼしており、疲弊した地域・地方を創生するためには、イノベーション・DX人材の育成が急務です。我々が提供する人材育成プログラムがその一助となれば幸いです。また、地域の「若い力」と連携して地域活性化のための活動の推進・サポートや、囲碁の普及にも貢献していく考えです。

アイゴ代表
星合 真吾